1. 20:25 20th Nov 2011

    Reblogged from atm09td

    が教員をはじめた頃,クラスのなかに分数計算ができない生徒が何人かいた. そこで分数の計算の手続きの再確認をやろうとすると, 今度は,それはできるという生徒が面白くない.早く先に進んでくれという. 若かった私は大いに悩んだものだった. そこであるとき, 分数はできるというがなぜ分数の乗法は分子と分母をそれぞれかけ, 除法は割る側の分数の分子と分母を逆にして同様の操作をすればよいのか. それはなぜだか理由が説明できるか? こちらから質問した. 答えられるものがいなかった. そこでもういちど,数の乗法や除法を,基本に立ちかえって授業した. 今度は誰にとっても初めてのことなので,みなよく聞き考えた. ここから私の授業が進んでいったのだった.

    これは貴重な経験だった. どんなクラスにも,わからない生徒とすでに理解している生徒がいる. そのとき,やり方がわかっている生徒にその方法の根拠を問う. 多くの場合,わかっているかいないかの違いは, やり方を知っているかいないかの違いに過ぎず, 方法の根拠まで理解していることは少ない. そこで一歩原則に立ちかえり,方法の根拠から一緒に考える. これは,受験生に数学を教える今も,私の基本的な授業方法である.

    — 量からはじめる (via atm09td)

    (Source: lain65)